先般行われた村長選挙において、無投票という形で再選され引き続き村政を担う栄誉を与えていただきました。過ぎ去りし4年間、情熱だけはあっても行政経験が無い私をしっかり支えていただき、村長職を務めることが出来たのも村民の皆様の寛容な心と職員のおかげであり、今回このような形で再選された最大の要因だと思っております。
私が村長としてこの4年間にどれ程の仕事が出来たかは、今後後世の子供たちにその判断を委ねるとしても、村民の代表あるいは川内村行政の執行者として、勉強をさせていただき、自分なりに成長することが出来たことをあらためて村民の皆様に心から感謝を申し上げます。
「受けつぎて 国の司(つかさ)の 身となれば
忘るまじきは 民(たみ)の父母(ちちはは)」
上杉鷹山が17歳で上杉藩主の座についたときに詠んだ歌です。 再任され再び村政を担うからには村民の父であり母であることを忘れずに、仁愛の心とより緊張感を持ってその任にあたる覚悟です。今までの4年間、判断に迷ったり落ち込んだり苦しんだりしたとき、その時々で皆様に励ましていただきました。これからの4年間、今度は今までの経験を生かし、私が皆様方に恩返しする番だと考えています。
いよいよ二期目、極めて厳しい財政状況でありますが、それでも私は常に目線を近未来においてきました。今後とも、今ある問題を先送りしない姿勢と共にこのスタンスは変わることなく続けていきたいと考えています。
子ども達が健やかに育つことが出来る環境、そして将来に向かって老後の不安と戦うことの無い社会を創っていきたいと思っています。そのために、今やっている事務事業や日常業務のプロセスにどのような意味があるのか、どのように進めると精度があがり質の高いサービスを提供できるのか。これまでの4年間に引き続き、これからの4年間も私の基本理念、行動原理にしていきたいと考えています。新たなスタートにあたり、皆様の更なるご支援ご協力をお願い申し上げます。