◆〓〓〓 日々ゆうこう 〓〓〓◆
▼12/27(月)
9:00 入札 [大会議室]
10:00 相双振興局次長来庁 [村長室]
11:00 副村長・総務課長打合せ
13:15 企業誘致会社訪問
16:30 相双建設事務所所長来庁
18:00 結婚祝い金交付式
▼12/28(火)
9:00 第5区老人クラブ会長来庁 [村長室]
10:00 保健福祉課長レク
11:30 富岡高校長・川内分校長来庁
13:30 NTTいわき支店長来庁
15:00 本庁御用納め式 [大会議室]
15:30 副村長・教育長打合せ [村長室]
17:10 社会福祉協議会御用納め式
28日付の地方紙民報・民友に、5年毎実施される国勢調査・県内市町村の人口増減動向と、ラスパイレス指数が載っていた。国家公務員の給与を100とし、村職員の給与水準を示したのがラス指数。本村は、前年比-3.5%99.7ポイント、県内町村平均97.5ポイントと比較すると高い指数になっている。それぞれ自治体の年齢構成や給与体系区分が違うので比較は難しいが、ラス指数は一定の基準になる。本村の場合、低くないことは確かだといえる。
国勢調査では、前回調査(平成17年)より人口が約300人減少という結果がでた。県全体で約63,000人減少、特に会津地方や阿武隈地域での減少が大きい。本村の場合、毎年亡くなられる方が50人前後、出生が20人程度、当然減少していくことになるが、社会的要因で村を離れる方がいることも事実。このことがとても残念であり、定量・定数化で判断すると、僕の行政運営はマイナス評価となる。
川内村のような中山間地域が、今後50年100年と川内村であり続けるための条件は人口、特に生産年齢の確保が重要である。そのための雇用確保・企業誘致だ、というロジックは誰もが声高に叫ぶ。しかしこれだけ円高が進み製造業が海外にシフトしている現状で、中山間地域が企業誘致を進めていくためには、かなりのリスクを覚悟しなければならない。地域性を活かしアグリ関係企業にもアプローチしているが、流通・輸送コストを言われると厳しいものがある。つまり道路などの社会資本整備は古くて新しい問題であり、本村だけの努力では解決でき問題が存在している。
加えて少子化の最大の要因が婚姻率の低下である。一般論で申し訳ないが完結出生数をみると2.1程度、結婚すれば2~3人は子供を産むということになる。本村では25歳~39歳が約70人、女性の未婚率が統計上約30%として、20人の女性が子供を産まないことになる。つまり、如何に女性が結婚したくなるような状況を作り出していくかとなる。少しでも現状を打破したいと考え結婚アドバイザー制度を立ち上げた。根本的な解決になるかどうか分らないが、人生観や結婚観なども含めお節介をやいてほしい。
一方独身男性陣はどうか、25歳~29歳まで55人、30歳~49歳が113人、合計168人となる。結婚しない男性の要因は、巡り会うチャンスが少ないことが第1位、次が所得の低さと答えている。愛があれば何とかなる、という時代ではなくなっているのである。結婚の意欲があり、それでも結婚に踏み切れない条件に所得の低さがあるのは、なんとも首長として申し訳ない気持ちだ。結婚生活を維持できる経済力をつけさせることが必要条件になる。
御用納めの日にあらためて課題をつきつけられた気持ちだ。何をすべきかは、頭の中に大体イメージできている。あとは整理しながら、白い画用紙に絵を描いていくだけ。ソフト面をどうハードに置き換えていくか、責任は重大だ。年明けから来年度予算編成が本格化する。教育、子育て支援、雇用創出、住宅問題、介護、高校跡地など解決しなければならない問題が盛り沢山。やり応えはある、楽しみ楽しみ。