
現在732名が仮設住宅に入居し、今後更に120戸の追加要望している。まだ避難所暮らしや二次避難暮らしを余儀なくされている村民や、県外から県内住居希望者が約75世帯ほどいる。震災直後は一日も早く仮設住宅や借上げアパートへの入居と、避難所から死亡者を出さないことが最優先として考えてきた。おかげ様で医師会をはじめ様々なボランティアの活躍と、富岡町・川内村職員医療スタッフの24時間体制により死者を出さずに済んだ。
仮設に入居した村民は高齢者が多い。独り暮らしや高齢者世帯には、狭い空間と暑い夏の過ごし方が課題である。コミュニティの維持のため行政区ごとの入居を案内したり、独居よりも二人での生活を勧めたりして、なるべく孤独感を感じさせないような気配りをした。今後長期的な支援として、仮設診療所や介護センターも開設する予定であり、仮設住宅と市内病院・買い物のための福祉バスの運行もスタートした。
今回立ち上げた自治会組織の目的もそこにある。入居者の親睦と明るく住み良いルール作りと、環境美化などを通して清潔な環境つくりをしてほしい。集会所も3ヶ所あり、その運営管理も合わせてお願いした。かつて中越地震の山古志村や火山爆発で避難した三宅島村では、戻った住民が7割弱と言っていた。川内村はなんとか8~9割戻ってほしいと願っているが、相手が放射線だけに手ごわい。