


4ヶ月遅れの卒業式を迎えた18名の皆様卒業おめでとう。入場してきた卒業生の中に制服が違う生徒がいた。その姿から置かれている現実を垣間見ることができ心が痛んだ。本来なら3月に卒業し4月からは皆一緒に川内中学校の1年生になって、勉強やクラブ活動に邁進していたはず。中には三重県に避難していた卒業生もいる。家族が離ればなれになっている家庭もある。本当に申し訳ない気持ちだ。
今回の震災では辛い寂しいことが多かったことと思うが、反面あらためて教えられたこともあったはず。他人の優しさ、普段の生活の尊さ、家族や友達地域の絆の大切さ、心を和ましてくれる川内村の自然の豊かさなど、もう少し人や自然にやさしく接していかなければならないことを気づかせてくれたのではないだろうか。
最後の学習発表会で演じた「同窓会」、将来の夢・職業を発表したことを思い出してほしい。夢を実現するためには、失敗や困難がつきものであり、そのことがそれぞれの人生に感動や新しい出会いをもたらしてくれることを。卒業生には失敗してもいいからいろんなことを挑戦してほしい。夢を実現した人がかっこいいんじゃなくて、挑戦し続けることがかっこいいんだと思う。震災や避難生活は夢を実現できなかった時の理由にはならない。川内村の復興・未来はあなた達自身である。