国が行っている警戒区域内除染モデル地区(荻・貝の坂地区)の除染と仮置き場の状況を視察した。
積雪で作業が計画的に進んでいない状況であるが、表土を剥いた土や除草した草などをフレコンバックに詰め仮置き場に搬送していた。仮置き場は採草地であった村有地内に整備している。
掘削した地面に遮水シート、集水排水管、盛土の上にフレコンバックを置き、その上に遮蔽用土壌、さらに遮水シートをかぶせる構造。放射線を遮蔽するための対策と、降水の侵入や放射性物質の流出を防ぐ対策を施す予定。傍に線量計を設置、井戸を掘って水質や放射性濃度の監視などモニタリング対策も実施される。