


原発事故以来久しぶりにお会いする方もいる。昨年は中止を余儀なくされ2年ぶりの開催、しかも村内で開催できる、そのことに意義がありとても感激している。避難先の郡山やいわき市からも駆け付けた方や、県外から2,3日前に自宅に戻り体調を整えて出席した村民もいる。
75歳以上は659名、その内90歳以上が71名、そして最高齢が宮下の佐藤さん103歳、次が町分井出さん102歳、間もなく100歳になられる方が2名いる。本日出席者は250名。僕が村長になったのが8年前、その時は90歳以上が約40名、100歳以上は1名でした。この8年間で90歳以上が2倍近く増え、100歳以上も4倍になった。長生きして100歳以上生きたい方は川内村で生活していくことが一番ですね。
また金婚式を迎えられた方々が9組。50年の節目を迎えた方々は現在の本村の礎を築いていただいた功労者。我々の世代にとってあるいは若い世代にとっても身近な手本、人間としてどう生きるべきか、社会人としての心構えなどしっかり指導していってほしい。
昨年の3.11から一年半、それぞれ無我夢中で走り抜いて来たことと想う。おそらく振り返る余裕もなかったに違いない。しかし今少しづつ前に向かって歩もうとする覚悟と決意が生まれてきていると感じる。村の歴史においても最大のピンチ、今こそ大先輩方が築いてきたこの川内村を守り、後世に伝えていくために力を合わせてこの難局に立ち向かうその時ではないだろうか。
避難生活を強いられる中で、急激な環境変化に耐えることが出来ず体調を崩したり亡くなった方もいる。失ったものも計り知れない。しかし苦しんだ分だけ他人に優しくなれる、辛い思いをした分だけ頑張れるような気がしてならない。現在ここで生活をし働いている喜びを感じている。震災は神様から与えられた試練、この試練にどう立ち向かっていくか、僕や村民が試されている。
大先輩方々には体に気を付けて、穏やかに過ごしていただいて、皆さんの故郷川内村がどんな復興を成し遂げていくのか、しっかり見守ってほしいと願っている。