震災・原発事故から丸3年。避難を余儀なくされ、家族が離ればなれになったり、友達との別れも経験してきた。中学生としてスタートしたのが間借りをしていた郡山逢瀬中学校、半年遅れの小学校卒業式。戻ってきてからも友達が少なく希望する部活が出来なくて寂しい思いをしたかもしれない。
言い尽くせないほどの混乱した環境変化を経て卒業される、遠藤君、西山君、井出さん、三瓶さん、おめでとう。皆さんは村の希望です。あなたたちが戻ってくれたからこそ今の川内村があるのです。本当にありがとう。
時間の経過は全てのものを過去に追いやってしまう。しかし忘れないでほしい。この3年間一緒に涙を流した友達がいることを、一緒に笑い励ましてくれた先生や家族がいることを、そして君たちの原点はこの川内村であることを。高校生活楽しんでください。