


松本総務課長、井出復興対策課長、横田住民課長、猪狩伊和子さん、秋元利子さんが定年により職を辞する。勤務を解かれたいま、万感の思いが去来しているに違いない。それぞれのポジションでひたすら村政発展と村民の幸せのために心血を注いでいただいた。
松本課長はとても仕事上自分自身に厳しい人でした。だからこそ職員にもきちんとした仕事を求めてきた。この2年間全庁的な立場で国や県への要望、僕のスケジュール管理や取材対応などで大変お世話になった。
井出課長は復興対策の推進力でした。小さな体でエネルギッシュに動き回っていました。動いていないと死んでしまうマグロのような課長だった。「立っても座っても同じ」というキャッチコピーが聞けなくなるのは寂しい。
横田課長の机の上はいつも資料で一杯。空いているのはPCの所だけ。整理整頓なんて言葉は彼には死語。重い空気な漂うとおやじギャグで和ませていた。あの寒いダジャレが聞けなくなるのは寂しい。レベルアップして冷やかしに来い。
伊和子さんは毎朝僕のサンダルを出してお茶を用意していただいた。庁舎が綺麗なのは彼女のおかげ。利子さんは子供たちがお世話になった。震災後どれだけ子供たちが励まされたことか。ありがとうございます。
復興庁から派遣されたいた高山さん、福島県から派遣されていた永澤さん、ふくしま市町村支援機構から来ていただいた菅原さんがそれぞれ戻られる。自分の立場を忘れて村のために闘ってくれた。ただただ感謝です。
肩書無なくなった今、これからの生活のほうがより緊張感が必要なのかもしれない。これまでは、「60まで頑張れば」という時代だったかもしれないが、これからは「60から何をするか」、真価が問われるのはまさにこれから。別れるのは戦友が去っていくようで辛い。穏やかなセカンドステージであるよう祈っている。