


言い尽くせないほどの混乱の中、3年前小学校4年生の時ただ一人村に戻り、そして卒業式を迎えた千香さん、卒業おめでとう。本来ならば18名の同級生と共に巣立ち予定であった。必ず何人か同級生は戻ってくる、と信じていたそうだ。
千香さんのことは復興子ども教室、運動会や学習発表会でとても印象に残っている。子ども教室では村の復興のために商業施設や住宅環境の充実、いわき市との交流を進めるための道路整備の重要性を教えてくれたのは千香さん。しっかり取り組んでいくことを約束する。
学習発表会では、長崎で学んできたことを下に10年後の川内村をイメージしてくれた。賑やかに便利になることはいいけど、豊かな自然や星空、絆を大切にする村民性を失わないでね、と提言。そして最後に「私は一人だけど一人じゃない。大人になっても故郷の川内に帰ってくるつもりだ」と結んでくれた。千香さんの言葉に、我々大人がどれだけ救われ勇気づけられたか分からない。
そして、学校を再開していく過程で、小さいとか少ないというハンディキャップを見事なまでに克服してきたのが千香さんでした。本当にありがとう。4月からは中学生、小学校で身に付けた優しさや強さ、そして友達や先生との触れ合いは、壁にぶつかった時壁を乗り越える勇気を与えてくれるのに違いない。新たな目標に向かって突き進んでほしい。ご両親、祖父母、叔母様たちも卒業式に出席。深い愛情をもって育んでこられた家族の皆様に心からのお祝いを申し上げます。素晴らしいお子様に成長された。