長崎平和祈念式典に出席する前に長崎大学を訪ね、片峰学長と山下副学長に挨拶させていただいた。大学本部に支援研究センターがある。川内村は福島原発事故直後から継続的に支援を受けてきた。放射線リスクコミュニケーションの専門的な人的支援、被ばく医療甲状腺検査、子供たちの教育、高齢者支援など状況の変化に応じて、大学から多くのスタッフが川内村に駆け付けていただいた。だからこそ今の環境があると言っても過言ではない。
片峰 茂学長は、「原爆の被災を受けた長崎大にとって、原子力発電所の事故は他人事ではない。原爆からの復興を成し遂げた長崎の経験、放射線被ばくの健康影響に関する研究の蓄積を、福島のために是非とも役立てたい」と力強く言っている。