本日をもって、秋元総務課長、古内保健福祉課長、三瓶出納室長が定年で、遠藤雄夫君、佐久間政和君が都合により退職されます。そして県から派遣されていました加賀谷さん、普及所の佐藤先生、そして復興庁の藤元さん、東郷さんが離任されます。また、社会福祉協議会の佐久間さん、三瓶さん、更に歯科診療所の田井さんが辞することになりました。
勤務を解かれた今、万感の思いが去来しているのではないでしょうか。しかし残務整理や引き継ぎなどで多忙を極めていたので、余韻に浸っている時間がなかったかもしれませんね。
それぞれのポジションでひたすら村勢発展と村民の幸せのために、あるいは震災原発事故からの復興と村づくりのために心血を注いでいただきました。川内村が幾多の困難を克服し、今日の繁栄を築いて来られたのは、まさしく皆さんの努力の賜物であります。特に震災原発事故後の対応では心労も多かったことと思います。心より感謝申し上げます。
秋元課長は、社協の局長、保健福祉課長、総務課長を務められてきました。特に財政面ではスペシャリストであり、議会対応では癇癪も起こさず粘り強く対応していただき、とても助けていただきました。この2年間は僕のスケジュール管理や取材対応などでも大変お世話になりました。4月からは社協の局長として新たな立場で協力していただくことになっております。
三瓶課長は、教育課長や議会事務局、出納室長を務めていただきました。長らく土木など技術畑で仕事をしていただいておりましたが、ここ2~3年体調を崩して忸怩(じくじ)たるものがあったことと思います。しかしなんとか本日を迎えることができて、僕自身もホッとしております。ご自愛くださいね。
古内課長は、社協の局長、農村振興課長、保健福祉課長を歴任してきました。社協の局長の時震災原発事故に会い、社協の職員をまとめていただいて乗り越えることができました。課長も技術畑で長らく仕事をしてきました。小学校や特養施設の建設、農地の除染などにも携わっていただきました。今後は環境省の方で仕事をされると伺っております。
遠藤雄夫君は主に企画や商工観光の仕事をしてきました。震災原発事故後の年、県に派遣する事業で彼が最初の職員でした。派遣中に野菜工場の提案をしてくれたのが彼でした。工業団地造成や企業誘致の道筋をつけてくれました。今後家業を継がれるということですので、ぜひ頑張ってください。
佐久間政和君は、住民係、税務係、財務係で仕事をしていただきました。住民への丁寧な言葉使いで親切に対応にしていただきました。不平不満を言わないでいつもコツコツと仕事をしていた姿がとても印象的でした。今後は家族が近くにいる、と伺っています。新たな仕事で頑張ってくださいね。
加賀谷さんは2年間郡山からの通勤でした。県への様々な要望活動や県との調整、議会対策など多岐に渡ってご支援を頂きました。お酒を飲むと全て忘れてしまう、という特異な体質を持っております。今後は県庁に戻って企画調整部の地域振興課。新幹線通勤と伺っていました。郡山で降りるのを忘れないようお祈りしております。
佐藤先生には、農業の再生復興にお力添いを頂きました。農地除染後の作付けや全袋検査体制新たな取り組みなどを提案していただきました。農家にとっては頼もしい存在だったと思います。毎日ちょこんとヘルメットをかぶって自転車で通勤している姿を拝見しておりました。パンクの心配していたのは、僕だけではないと思います。やはり県庁に戻られます。
復興庁の藤元さんと東郷さんには、復興庁の事業や予算の確保などで大変お骨折りを掛けました。二度三度とダメになりそうな事業を助けていただきました。特に藤元さんはストレスで体重が劇的に増えております。戻ったら、「被災地でいったい何をやってきたの」と言われるのではないでしょうか。
東郷さんには、4月からは1階に下りてきて協力していただくことになっております。
社協の佐久間さんには、退職後2年間に渡って引き続きヘ通所介護やルプ事業などのお手伝いをしていただいていました。笑顔にどれだけ助けられたか分かりません。また三瓶さんは、ヘルパーとして利用者に温かく接していただいておりました。持ち前の明るさで利用者にとってもホッとする存在だったと伺っていました。田井さんは、15年もの間、歯科衛生士として歯科医師をサポートし、村民の健康維持のためにご尽力いただきました。感謝の言葉しか見つかりません。
皆様方には、それぞれ僕の拙いダジャレにお付き合いを頂きとても感謝しております。
僕ももう少しレベルアップに努めてまいりますので、時々冷やかしに来ていただけると嬉しいですね。
いよいよ明日からセカンドステージですね。
肩書が無くなった今、これからの生活の方がもっと大切なのかもしれませんね。これまでは、「60の定年まで頑張ればいい」という時代だったかもしれませんが、これからは、「60から何をするか」、皆さん方の真価が問われるのはこれからだと思います。
お別れするのは戦友が去っていくようでとても辛いです。残された我々、皆さんの足跡を噛みしめながら震災からの復興と村勢発展を心がけていく覚悟です。退職される皆様方には健康に留意され、穏やかな第2の人生でありますように、更に離任される皆様には新任地でのご活躍をお祈り申し上げ送る言葉といたします。