一人親世帯を対象に1泊2日の村内見学無料ツアーを実施した。今回は横浜市から一世帯(母親と子供一人)と、県内から一世帯(母親と子供二人)が参加。村内の小学校や保育園、温水プール、商業施設(YO-TASHI)、観光施設、働く場所となる村内企業・事業所などを見学した。
川内小学校では加藤校長先生が校内や施設を案内し、学習の様子や通学手段、放課後の過ごし方などを説明した。参加者は、「小学校施設が広く充実しているのに驚いた」と感想を述べていた。
かわうちの湯で交流会を開き、地元の保護者や子供たちと意見交換した。二日目には、村内の企業・事業者と懇談し、プールやバーベキューで親睦を図った。
震災原発事故後、現在67%の村民が戻って生活を再開しているが、急激な人口減少と超高齢化社会に危機感を抱いている。50歳以下の若い人たちや子供たちが戻れる環境整備はもちろんのこと、併せて新しい風を迎え入れたいと考えている。工業団地の造成を進め、新たな企業の誘致や被災地住民の移住、そして今回実施した「一人親世帯移住作戦」などで、村外からの移住者を歓迎したい。