川内村商工会58回通常総会がコミュニティーセンターで開催されました。井出会長はじめ会員の皆様方には、震災原発事故からの復興と、復興の先にある新たな村づくりにご尽力いただいておりますこと心より感謝申し上げます。また、先月行われたマラソン大会では、多くの会員の皆様方にボランティアとしてご協力賜り、お陰様で多くのランナーに喜んでいただけた大会になりました。
あの日から8年目を迎え、現在約8割の村民が戻って生活を再開しております。この間商工会の皆様方には、厳しい環境の中でそれぞれの事業所の再開、復興組合など新たな産業の創出などによる、雇用の確保や生活環境整備に積極的に関わっていただいておりました。その結果が現在の帰還に繋がっていると言っても過言ではないと思っております。
村としても、事業再開のための補助金事業はじめ、食品モニタリング・安全パトロール事業、地域振興券・プレミアム商品券事業、様々な事業をお願いしてきた経緯があります。これらの事業で少しずつ地域の中でお金が動きだし、経済的な活動が活発になってきたのではないでしょうか。
しかし、8年目を迎え除染や復興事業がソフトランディングしていく今、急激な人口減少と超少子高齢化社会、復興の反動減など新たな課題に直面しているのも現実です。今後完成した工業団地への企業誘致を進めながら、ワインぶどう事業や森林整備など内発的な事業の育成にも努めていきたいと考えております。
今年度事業の中には、かわうちの湯ボーリング事業や昨年度に引き続きプレミアム商品券事業などを計画しております。また既存の観光資源を活用した観光事業や、様々なイベント事業を実施しながら交流人口を増やしていきたいと考えております。
終わりになりますが、今後村セカンドステージ、復興の先にある新たな村づくりのステージだと認識しております。どうか会員の皆様方には、これからも積極的な設備投資や新たな産業への再投資をお願いし、そして会員皆様のご繁栄を心よりお祈り申し上げ挨拶といたします。本日はおめでとうございます。