
職員から花束をプレゼントされ、とても身が引き締まる思いをした。これまでの4期16年間、村長職を務めることができたのは、職員の皆様がそれぞれのポジションでしっかり支えていただいたおかげだであり、そのことが5度目の重責を担わせていただくことになった最大の要因だと思っている。心より感謝申し上げます。
今回の選挙は、コロナウイルス感染の渦中での選挙戦、直接有権者に政策や公約を訴える機会が激減し、様々なジレンマを感じてきた。ミニ集会の中止、遊説中の握手自粛、街頭演説の制約等、有権者の反応をつかめないもどかしさがあった。ひょっとしたら投票率の低下の最大の要因だったのかもしれない。また、8年ぶり選挙戦となり一票の重みを痛切に感じることができ、そういう意味では原点に戻ることが出来た5日間だった。
5期目を迎えるに当たり、自分自身への戒めとして3つの決意を述べさせていただいた。
一つは、「感謝」です。震災原発事故後、村内外の多くの皆様から支援を受けてきた。僕自身も痺れるような時間の中、多くの方々に支えられてきた。お陰様で現在8割の村民が当たり前の日常を取り戻しつつある。故郷川内村に思いを寄せてくれる全ての皆様に、まず「感謝」。
二つ目は、「希望」。震災後復興が少しずつ進む中で、新たな課題にもぶち当たってきた。急激な人口減少、少子高齢化、復興需要で膨らんだ経済が急激に萎もうとしている復興の反動減、昨年の台風被害や今回のコロナ騒動もその一つかもしれない。おそらくこれからも大きな課題が待ち受けているに違いない。その課題を「希望」に変えていく。
三つ目は、「挑戦・チャレンジ」。復興は未知なるものへの挑戦でもあり、新しいものをクリエーティブしていく絶好のチャンスだと考えている。小中一貫義務教育学校の立ち上げ、子育て支援や高齢者の生きがい健康づくり、ワインなど新たな内発的産業の育成、工業団地への企業誘致、町分け地区の景観づくりなどしっかり進めていく。さらに先人からの懸案である国道399号線と小野富岡線の一日も早い開通を目指す。これからも反省と教訓を生かしながら「挑戦」し続ける。
残念ですが、9年前の川内村に完全に戻ることは不可能ではないでしょうか。どうすれば生きていけるのか、何をすれば存続し続けることができるのか。まさに選択と集中、アイディアが求められると考えている。新たなステージに突入しているのが川内村であり、これからも感謝の気持ちを忘れることなく、希望を持って、新たな課題に挑戦していくつもりです。職員皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ5期目就任の挨拶といたします。