「安全・安心でおいしい第3回地下水サミット」が本村体験交流館で開催。北海道東川町、四国西条市、千葉県芝山町、熊本県美里町、本県からは川内村、葛尾村、小野町。鮫川村、古殿町、平田村の10市町村で構成し、いずれの自治体も生活水飲料水の一部として地下水に頼っている。
原発事故で多くのものを一瞬にして失ってきたが、反面そのことによって環境の大切さ、水や森の重要性を再認識させられた。特に水は命の源と言われ、私たちが生きていくためにはなくてはならないもの。それを確保するために多くの自治体は上水道整備など多額の投資をしている。
しかし全国には地下水に手を加えず、安心安全で美味しい地下水を飲料水や生活水として利用している地域がある。その中の一つが僕の川内村。多額の投資をして上水道を整備するのも豊かさの一つかもしれないが、生活に必要な大部分の水を地下水で賄っている、まさに恵まれた環境の中で生活している。そして川内村の水は美味しい、これを豊かさと呼ばずして何と呼ぶのだろう。
原発事故で放射性物質に汚染されていないか心配であったが、現在のところ全ての井戸で放射性物質は検出されていない。地下水は川内村の誇り、そして地球の誇り。11月10日、いい井戸の日、サミットを通して地下水の重要性と保全を訴えていきたい。